NICUという言葉は、『コウノドリ』の漫画やドラマで聞いたことがあり、なんとなく知っていました。
NICU(新生児集中治療室)は、早産や病気などで、特別な治療やケアが必要な赤ちゃんが過ごす場所です。
まさか、その場所に自分が足を踏み入れる日が来るなんて、想像もしていませんでした。
帝王切開の傷はまだ痛く、背中から痛み止めを入れながら、点滴を持って猫背でゆっくり歩いていました。
今思えば、本当に変な歩き方だったと思います。
その後ろ姿を、夫がしっかり写真に残していました(笑)。
そんな状態で向かった先が、NICUでした。
NICUの前に着くと、緊張しながら1つ目の自動ドアをくぐります。
その先で、肘まで丁寧に手を洗い、しっかり消毒をしてから、2つ目の自動ドアへ。
小さな赤ちゃんたちは、ほんの少しの菌にも弱い存在です。
だからNICUは、赤ちゃんたちを守るために、徹底した感染対策が行われていました。
そして、いよいよ、てんてんがいる保育器へ案内されました。
初めて見たてんてん。
私の第一声は、
「ちっちゃーい……。」
560gと聞いてはいたけれど、実際に目の前にすると、その小ささは想像以上でした。
でも、隣にいた夫は、
「意外と大きく見えた。」
と話していました。
同じてんてんを見ているのに、感じ方はこんなにも違うんだなと、不思議に思ったことを覚えています。
NICUで過ごした日々には、今でも鮮明に覚えている出来事がたくさんあります。
あの頃のことを思い出しながら、「てんてんとの転々日記」に残していこうと思います。



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